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宙 

宙


宇宙に手が届きそうなところまできました。
空はすでに青よりも暗い色でした。

真ん中左、ゴミがCCDに付着しているようです(ーー;) 旅立ちは、18日の朝6時15分。
母は、ほとんど寝ることなく僕が準備しているのを横で見ててすっごく眠たそうだった。
僕は5時に荷造りを終え、お風呂に入った。
母は5時からご飯を作ってくれて、風呂から出てきた僕はそれを食べ、ほっと一息。
「これでしばらくはおふくろの味ともお別れか。」なんて思いながら。

6時8分頃、リムジンタクシーが来たときは、表まで出てきて見送ってくれた。
重たい荷物を、大丈夫か大丈夫かと何度も聞き、母は僕に手を振った。
反面、父は僕が玄関を出るときに、行ってらっしゃいの一言だけかけてくれた。
姉は僕が部屋を出るときに「いってらっしゃい」と布団の中から声をかけてくれた。

そして僕は、車に揺られ、うとうとしているうちに、7時20分頃に中部国際空港へ到着。
はじめはまず広いトイレに行き用をたす。
3階の出発する人が集まる階に上がって、まずは旅行会社のカウンターがわからなくてうろうろした。
見つけたあとは、Dのカウンターへ行って、今回利用するチャイナエアラインのカウンターへ。
お姉さんがチケットを見て、スーツケースの重さを量って、いざ次のゲートへ。
と、そこでバンクーバーで迎えに来てくれるドンさんのために、お土産屋で八つ橋を購入¥525
手荷物検査所へ行くと、かばんをX線降り注ぐブラックボックスの中へ。
そしたら、かばんがパンパンだったから中の荷物が重なってよく見えない、と検査官にストップをされ
中身をばらしてもう一度ずつX線検査へ。ようやく通る。
次に出国の手続きのためのカウンターへ行って、パスポートとチケットを見せる。
特に何かを言われた覚えはない。あっけなかった。

そうして僕はようやく搭乗ゲートときらびやかな免税店のあるところまで来た。
まずは家族に電話だ!
初めに我が家。母が出た。父と姉はもう仕事に出たと言う。母もあと20分もしたら仕事に出る時間だ。
そう話してくれる母の声は、かすかに震えていた。なんだかじんとした。
次に祖父母のところへ。祖母が出て「がんばれよ」と。祖父に換わって鼻声の祖父も「がんばれよ」と。
次に大叔父叔母のところへ。「元気でな」『おじさんもね』、「無理すんじゃないよ」『はぁーい。』
電話を切ったあと、3件あわせてたかが10分だったけれど、無性にさびしくなって
ひとり、自分の目が潤んだのがわかった。
そうして、免税店には目もくれず、僕は外に見える飛行機を眺めに行った。
でもしばらくすると飽きてしまった。まだ時間は1時間以上ある。
そこで、インターネットができるらしいテーブルについてパソコンを開いた。
しかし、待てど暮らせどワイヤレスLANにはつながらず、僕はあきらめた。
横には10分100円のインターネット用パソコンが5台くらい置いてあったが、馬鹿らしいのでやめた。

セントレア
セントレア

出発の時間になり、僕は搭乗口から初めての飛行機に乗り、狭いシートに腰を下ろした。
僕の席は窓側で、目の前には小さな画面ああった。隣にはひとつ、開いた座席があった。
そのため、横の窮屈さはあまり感じなかったものの、前はひどく狭かった。
まぁどこででも寝られる僕だし、大丈夫と思った。それにたかが2時間50分のフライトだ。

カバンからデジカメを取り出して座席のポケットに入れといた、そして飛び立つ前に数枚ショット。
さぁいよいよ人生初のフライトだ!
滑走路に着くやいなや、すごい加速をして飛行機は走り出した!
でも・・・ジェットコースターの方が加速はすごい。なんて思いながら手はしっかりと肘掛を握っていた。
ふわっと飛び上がると、なんともいえないあの重力感が襲い
さらに途中、ギアを変えたのかふっと落ちる感覚があって、ちょっとびっくり。
でもなかなかうまいんじゃない?
勝手にパイロットを中国の軍人上がりだと決めた僕は勝手にほめた。
窓の外をみると、空港がどんどんと小さくなり、船もだんだんと見えなくなり、やがてくもの世界に出た。

雲の上から眺める雲はまた格別で、下から仰ぎ見る雲とは違うようで同じだ。
雲はあの地上から見えるままのかたちで空に浮かんでいて、飛行機が掠めてもびくともしない。
多分、後ろには立派な飛行機雲ができているんだろうなとは思えども
サイドミラーもない飛行機の中にいては、それを確かめる術もない。

手元にあるリモコンの操作方法がわからず画面を見ながらチャンネルを変えていくと
ついこの間TVで見た"マトリックス・リローデッド"の続きでシリーズ最終話、"マトリックス・レボルーションズ"が見えた。
一度見たことがあるのだけれど、もう一度せっかくだから見ようかと思い、巻き戻した。(DVDらしい)
初めから見れたのだけど、どうも中国語の字幕がうっとおしい。
しかも途中でトイレに行きたくなったので止めたら、初めまで戻ってしまい途中から見れなくなった!!
ということで、トイレから戻ってからは、まだ見てなかった"ハリー・ポッターと炎のゴブレット"を見始めた。
ほんの1時間見たところで、なにやら中国語のアナウンスが(アナウンス中は画面が止まる。)
英語と日本語のアナウンスも流れてようやく、もうすぐ到着だということがわかった。
あぁ見切れなかった。続きは次の飛行機で・・・

そう思ってる間に飛行機は着陸態勢に。またデジカメを出していたら、フライトアテンダントに何か言われた。
そっちを見てみると、首を横に振っている。機内案内を見れば、そこにはしっかと「デジカメ」の絵の上に罰点が!
なんだ、だめだったのか・・・。どうも電波の出るものはいけないとはわかっていたが、デジカメもとは・・・

着陸態勢に入った飛行機の外には、広々とした田園風景が広がっていた。
その田園風景も、日本のそれとは明らかに違った。
たくさんのまばらな形の田んぼと、家(というか小屋)が点在していた。
そして、着陸。また勝手に決められた軍人上がりのパイロットは無事に飛行機をランディングさせた。

台北
台北

飛行機を下りると、漢字と英語で書かれた案内板を見ながら進む。
周りに居る人も半分くらいは乗り換えのようだと見えた。
しかし、トイレに行った僕が出てきて、手荷物検査のところへ来て見ると、人影もまばら。
日本人らしいひとはほとんど見なくなってしまった。
誰かについていけばいいか、という甘い考えはもろくも打ち砕かれた。
よくよく考えたらどのゲートから搭乗するのか知らないままに僕は手荷物検査を受けた。
手荷物検査を通る際、僕は最初の検査を手本に初めからカバンの中身をいくつかに分けた。
ちょうどそこにプラスチックのかごも用意されていたし。
だって、わけのわからない言葉で問いただされたら、僕はどうしていいのかわからず捕まってしまうかもしれない
と、ありそうでなさそうなことを考えながら。
カメラとフィルムを別にして、他はカバンに入れたまま、X線検査機をくぐらせた。
何にも言われず通過。ほっとした。

次の搭乗を待つまでの約2時間、僕はがらんとした搭乗口の前に並んだたくさんの椅子の一番はしっこに座り
今日のここまでの出来事を日記に書いた、英語で!!
1ページみっちり書くのに1時間はゆうにかかった。
そうこうしてる間に、周りは人だかり。そしてそのほとんどがインド人だった。(ターバンしてひげをはやしてた)
搭乗開始前30分になって、僕はトイレへ行き、歯を磨いて出てきた。
戻るとそこには誰か知らない女性が僕の居た場所に座っていて
僕は仕方なく窓の外の乗り込むはずの飛行機を眺めた。
すると人々が立ち上がり搭乗を始めた。僕はしばらくしてから並びだし、二人の日本人男性の後ろに並んだ。
そうして僕が並んでいると初老のインド人女性がお連れさんと横に並び僕の後ろに並んだ。
んーこういうときは前を譲るべきか!?僕は迷ったが、健康そうだし、まいっか。ということでそのまま並んだ。
すると列の横から2台3人分のベビーカーを押した夫婦が来て、僕らの横に何も言わずに並んだ。
もちろん僕は前を譲ったが、何も言わない。それはやっぱり礼に反すると思うぞ。
そして、実は僕の前の男性二人はその人にもちろん気付いていただろうにもかかわらず先に行った。
彼らとしても当然だし、僕も当然のことをしたと思うし、夫婦にとっても譲ってもらうのが当然だったんだろう。
当然であれば、お互い言葉を交わす必要もない、か・・・?

ジャンボ
オーム!?

そうして乗り込んだ機内の僕の席は横3つ並んだ座席の窓側!!なんてこった!一番やっかいだ!
チケットを見て32Aと書いてあったから、「だろうな」とはおもったけど。
しかし今度は寝る時間があるからか、クッションと毛布が置いてあったが、画面はない!
続きを見ようと思った映画、見逃したなぁ。
座ると、隣にはやはりインド人らしい女性、今度は中年だ。
その隣、通路側の席は若い台湾人?と思われる女性。
隣のインド人に英語で、「10hours&45minutes?」といきなり時間を聞かれる。
確かそのくらいの飛行時間だ、と適当にYesと答えといた。
もしトイレに行きたくなったら失礼します。と言ったら、「いつでもどうぞ!」とやさしい言葉が返ってきた。
その隣の台湾人?の女性にはこのとき声はかけられなかった。

そしていよいよ出発!!
・・・と思いきや、僕は出発前に眠ってしまった!!人生2回目の離陸にしてすでに安心しきっている?
起きたときは自分でも驚いた。そんなに眠たかったっけ?。
時間は昼の14:05発、現地時間だから日本では15:05。
うーん、疲れてるな。しかし、10時間のフライト、果たして耐えられるだろうか・・・?

つづく

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[ 2006/04/21 21:34 ] | TB(1) | CM(16)

お、NARUさん、無事に到着したようですね。
なんか昔を思い出しながら日記を読ませていただきました。
良いことも悪いことも日本では得られない経験がたくさん得られると思います。
いろんな価値観があって面白いですよ。

ようやくα7Dが帰ってきました。
というか催促しなければずっと忘れられていたと思われる状態になっていたようです。
NARUさんのも早く良くなるといいですね。
[ 2006/04/21 21:27 ] [ 編集 ]

NARUさん
無事到着されたようで、まずは良かった!^^v
ところでこの写真、2枚目以降は色を見るとA1特有の色合いのようですが、1枚目にごみ付着ということは・・・^^?
[ 2006/04/22 08:38 ] [ 編集 ]

NARUさん

無事にカナダへ到着したんですね。
私が海外というと、新婚旅行でタイのプーケットへ行ったことしかありませんが
たかだか5時間ちょっとの空の旅でうんざりでしたよ。
タイのバンコクでの乗り換えもちょっとトラブってしまい、危うく乗り遅れそうになるし
いま考えれば良い思いでですが、けっこう焦ってしまいました。
[ 2006/04/23 07:27 ] [ 編集 ]

すずさんコメントありがとうございます

どうやらそちらには訪問させていただいたのに、こちらのコメントにお返事を書くのを忘れていました!(笑)
ありがとうございます。良い経験となることは必至ですから、いかに楽しむか、いかに身に着けるか、いろいろと悩むところです。しかし、1年という時間が決まっているにもかかわらず、私はノロいのでまだあまり一日を有効に活用できてません。がんばっていきます。
α7D戻ってきて良かったですね!そんなころ、ソニーの発表はなんだか勇気付けられますね。あぁはやくSTFと35mmとー・・・たくさん欲しいレンズが!!私のα7Dは残念でしたが、こっちへ持ってきてお荷物になるよりは・・と思ったので。送ってもらうように親を説得してありますから、きっと大丈夫!
[ 2006/04/24 00:27 ] [ 編集 ]

deweyさんこんばんは!

コメントありがとうございます。
無事こうして初飛行の感想を書くことができました(^^)
ゴミですが・・・あれ?なくなってますね・・・。横っ腹を激しくたたいてやったから落ちたかな?よかった!レンズが取れないだけあってちょっとショックだったんですよ。
[ 2006/04/24 00:33 ] [ 編集 ]

BECKさんこんばんは!

コメントありがとうございます。
飛行機に乗り遅れることだけはしたらあかん、と親と姉に言われまして、無駄なくらい長い時間搭乗ゲートの前で待ってましたよ。人気がなかったので(ゲートにも人がいなかったので)突然制服を着た男性が現れてパスポートを見せてくれって言われたときはびっくりしました!それ以外はなんともなかったですねー。ただただ腰がだるかった(笑)
タイまで5時間かかるんですねー。いってみたい。
英語にこなれたら、海外も怖くなくなるだろうなと、それが私の望みです。
[ 2006/04/24 00:38 ] [ 編集 ]

人生に幸あれ!

いよいよ飛躍にスタートですね。

メールが伝わらなくなるかと思いましたらいつも通りで安心しました。

カナダ便り、これからも楽しみにしています。

君の素晴らしい人生に乾杯!
[ 2006/04/24 07:32 ] [ 編集 ]

ついに旅立たれたんですね!!
blogのテンプレも変わっててびっくりしました。
なんか文章よんでてちょっと感動しちゃいましたw
「旅立ち」という言葉、大好きです。

てゆうか、僕も久々に飛行機に乗りたくなっちゃいました。
飛行機、せまいですが、大好きなんです。
わくわくします。
そして、たいてい一人ですが、いつも窓側を頼みますよ。

これからもカナダからのお便り、楽しみにしてますねw
頑張ってください!!
[ 2006/04/24 19:24 ] [ 編集 ]

こんにちはー。

CCDのゴミは取れそうでしょうか?
っていうか、いつのまにカナダ???
留学でしょうか。出張でしょうか。。。
海外に行ったことがないのでうらやましいです。
[ 2006/04/25 00:25 ] [ 編集 ]

ろまんさんコメントありがとうございます!

そうなんです、通じるんです。このためにパソコンを買って持ってきたようなものですから(笑)いえ、家族との通信用に。
乾杯!ありがとうございます。いい人生にするか否かは自分しだいですからね、何とか満足のいく人生にしたいと思います。まずは目の前の英語の壁から突破!
[ 2006/04/26 00:46 ] [ 編集 ]

suzukkyさんコメントありがとうございます!

旅立ち、ました!
なかなか人生において旅立ちを、しかもこんなに大きな旅に出られることも数多くありませんから、有意義なものにしたいと思います。
窓側は、忘れもしないすばらしい雲海を見れたんですが、狭くて苦しいので、あまり楽しくは・・・でも、3列シートの真ん中よりはよかったです!suzukkyさんもぜひ旅を!
[ 2006/04/26 00:50 ] [ 編集 ]

やぎさんコメントありがとうございます!

CCDのゴミ、取れた!っと思っていたんですけど、やっぱりうつってまして。どうも絞り開放だと薄いのでやはりゴミかと・・・。取る方法がありませんね。どうしたもんでしょ?まぁα7Dが送られてくるまでの1ヶ月(?もしくはそれ以上?)の辛抱です。
ワーキングホリデーは、その名の通り「ホリデー」です。言ってみれば、一年間、海外で遊んで生活をし、そのためのお金は現地で少し働いて稼ぐことができる、という夢のようなビザです。
が、遊んでいられるほど私は裕福でも、将来の展望が明るくもありませんので、自分に厳しく、自分の身になることをここで会得しようという覚悟であります。
[ 2006/04/26 00:54 ] [ 編集 ]

NARUさん。おはようございます。
とうとう旅立ったのですね。
(あまり事情が分かっていませんが・・)
こうしてお話できるのって不思議でとてもいいですね。
わたしは日本の空を撮り続けますから
お時間があるときに遊びに来てください。
1枚目の写真とても美しいです。
そうですか・・・青より暗い色でしたか。
カナダからのお写真楽しみにしています。
[ 2006/04/29 18:02 ] [ 編集 ]

なんだかいいですね☆
我が道を歩んでるって感じでかっこいいっす!!
いいなぁぁ。。
飛行機なんて一回しか乗ったことないし。。笑
でも、修学旅行でシンガポールに行ったときのことをことを思い出しました☆
ほんと空の上に居るって不思議なんですよね★
怖いんだけど・・・笑
でも、また空の上からの景色が見たい!!
がんばってお金ためてっと・・・笑
NARUさんの生き方いいっす!!!笑
[ 2006/04/29 21:05 ] [ 編集 ]

hikari*さんコメントありがとうございます!

そうなんです。藍よりも青いって感じで、夜更けに薄明るい空みたいな色でしたよ。ワーキングホリデーで来たんですが、まだ何もしてませんが学校に行くつもりでいます。カナダからの写真がんがん撮る予定なのでまたよろしくお願いします。私もバンクーバーの空を撮りたいと思います。空はつながってますしね!
[ 2006/04/30 01:22 ] [ 編集 ]

★eriko★さんコメントありがとうございます!

★eriko★さんは★eriko★さんの道を歩んでいるのですから、前を向いて歩けばきっと私よりもかっこいい人生が待ってますよ!
お褒め頂きありがとうございます。この年になってもまだ生き方は悩み悩み、迷い迷いですが、ここにいる間にその悩みや迷いが払拭さるであろうと自信をもって生きていきたいと思います!
私は親からお金を借りた不幸息子なので、ぜひ★eriko★さんは自分でお金を貯めてくださいね☆¥☆
[ 2006/04/30 01:34 ] [ 編集 ]

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チャイナエアラインチャイナエアライン(China Airlines)は、中華民国(台湾)の航空会社。現地名「中華航空公司」(略して華航とも呼ばれる)。日本では、以前は「中華航空」とされていたが、現在では「チャイナエアライン」。ただし現在でも、通称として中華航空と呼ばれ
[2007/08/17 04:59] URL 台湾のポイント教えます。